内装工事|マンションの床下がプールに!
5月頭にマンションの管理会社様より、入居者様の退去に伴い壁のビニルクロスと床のクッションフロアの張替えを依頼されました。
画像を見て頂くと分かると思いますが、非常にきれいです。ですが、初めて部屋に入った途端、プーンと臭いが・・・「カビ臭っ!」原因はなんだろうと部屋を見回しましたがこれと言ってありませんでした。 一部床が乗るとフワフワしていたので、下地ベニヤを張り替えて仕上ましょう、となりました。
翌日、道具を持って現場に向かい、床に切り込みを入れてベニヤを剥ぐと・・・
まるでプールのように床下に水が溜まっていました。(写真は水をかい出した後)
すぐに水をスポンジで吸収し、泥もろともきれいにし、まだ染み出てこないか明日まで様子を見る事に。翌日現場に行ってみると・・・
また水が溜まっていました。
「どっから水が漏れているんだろう・・・」
床を剥いだところの近くにはキッチン、トイレ、洗面台、ユニットバス等のいわゆる
「水廻り」がある部分。どっから漏れているのかを特定しなければ床の復旧は出来ません。
建物の構造や設備配管が通っているであろう部分を想像しながらあらゆる「みずみち」を
考えたのですが、一向に不明。
しばらく見ていると、どうやらトイレの方向から水が染み出てきている・・・となると基本的に考えられるのは2つ。トイレに水を入れる「給水」部分からの水漏れ。トイレの水を流すための「排水」部分からの水漏れ。
トイレの床を剥がして確認するも漏れてる形跡は無し。それよりももっと奥から水が来ていることが判明。
「隣の部屋からの水漏れか?」
いや、絶対にありえない。鉄筋コンクリート造のマンションの場合、部屋と部屋を区切る界壁は鉄筋コンクリートの壁で仕切らなければならない。
でも何故?
早速管理会社様に来て頂き、水漏れの考察を話すと「この部屋のトイレの壁の裏、じつは2階と3階の配水管が下りて来ているんですよ。」
何?・・・ それだ!
という事でトイレを外し、壁を壊すと・・・出てきました! 2本のトミジパイプが・・・確認すると間取りから言ってトイレの排水管だと思われるそう。 以前こういうパイプスペースでの漏水事例では2階の床とパイプの接点が地震などで動き、ひび割れた事例があったため、上を確認したが、水の跡は無かった。 となると、床との取り合いがあやしい。 (つづく)
株式会社プロアーキ
住所:〒370-1201群馬県高崎市倉賀野町4526-4
電話番号:027-386-6761
NEW
-
2023.10.28
-
2023.08.15強酸性泉との戦い|壁...皆様こんにちは。少し前の現場の様子ではございま...
-
2023.08.14瓦工事|屋根から光が...結構古い民家を買い取ったからの依頼で、先日屋根...
-
2023.08.11下水道接続|浄化槽か...皆様こんにちは。毎日暑い中ご苦労様です。こんな...
-
2023.08.05屋根上清掃|炎天下で...皆様、毎日暑いですね。先日この猛暑の中、折板屋...
-
2023.07.16全館浄水装置|サイエ...先日、K様邸のフィルター交換にお伺いしました。...
-
2023.06.22全館浄水装置|サイエ...時は2022年の12月。一本の電話が入りました。「サ...
-
2023.06.20ブログ再配信のお知らせ皆様こんにちは。気づけば、年が変わってからブロ...